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【図解解説】ポケモンイラストレーターはなぜ高い?7億円の理由とオリパでは出ない残酷な真実

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【図解解説】ポケモンイラストレーターはなぜ高い?7億円の理由とオリパでは出ない残酷な真実

この記事では、なぜプロモカードの「ポケモンイラストレーター」がこれほどの価値を持つようになったのか?を解説しますね。

というのも、ポケモンカードゲーム公式ホームページでさえ詳細が語られない歴史的背景を知ることは重要だからです。

そこで、あなたの大切な資産を守るために、国民生活センターにも多くの相談が寄せられる「オリパ」という甘い罠の正体についてもお話しします。

ただ、金融庁が注意を促す暗号資産のように、価格変動ばかり気に病む必要はありません。

読み終える頃には、Yahoo!ニュースでギネス世界記録認定が報じられたカードを買えない悔しさよりも、偉大なコンテンツと同時代を生きた「誇り」を感じていただけるはずです。

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目次

ポケモンイラストレーターが7億円もする3つの理由

【図解解説】ポケモンイラストレーターはなぜ高い?7億円の理由とオリパでは出ない残酷な真実
出典:PR TIMES

たった1枚の紙切れであるポケモンイラストレーターが、なぜ7億円もの値段になるのでしょうか。

ポケモンイラストレーターが高額になる理由は、単なる「珍しさ」だけではありません。

「起源」「芸術」「市場」という3つの要素が奇跡的なバランスで噛み合ったからです。

以下で、それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

一般販売されずコンテスト受賞者だけに配られた

まず知っておいてほしいのは、ポケモンイラストレーターは『コロコロコミック』から生まれた特別なカードだということです。

ポケモンイラストレーターは、お店で売っていたパックから出たものではありません。

1997年から1998年にかけて『月刊コロコロコミック』誌上で開催された「ポケモンカードゲーム イラストコンテスト」の優秀賞受賞者だけに贈られた、特別な賞品なのです。

当時、配布された枚数は公式発表でわずか39枚。その後、関係者からの流出分を含めても、現存数は世界で約40枚程度と言われています。

つまり、数千万人いる世界中のポケモンファンに対して物理的に40枚しか存在しないのです。

この「絶対的な供給不足」が、価格高騰の根本的な原因になっています。

ピカチュウの生みの親「にしだあつこ氏」が描いた

次に注目すべき理由は、カードそのものの芸術的価値です。

ポケモンイラストレーターのイラストを手掛けたのは、ピカチュウのキャラクターデザインを担当したにしだあつこ氏。

ポケモンイラストレーターは、ピカチュウの生みの親である『にしだあつこさん』が描いた、まさに“本家本元”の作品

カードには、ピカチュウがペンを握って絵を描いている愛らしい姿が描かれています。

通常ポケモンカードの上部には「TRAINER」と書かれていますが、ポケモンイラストレーターだけは唯一「ILLUSTRATOR」という文字が刻まれています。

これは単なるゲームの駒ではなく、コンテストに参加した子供たち(=イラストレーター)への敬意を表した、まさに「アート作品」なのです。

海外YouTuberの購入で世界的に注目された

そして最後の理由は、価格を決定づけた海外市場の動向です。

特に、人気YouTuberであるローガン・ポール氏は、ポケモンイラストレーターの価格を青天井に押し上げた「触媒」としての役割を果たしました。

彼が2021年にPSA 10(最高評価)のポケモンイラストレーターを527万5000ドルで購入しギネス世界記録に認定されたことで、「ポケカは現代アートと同等の資産である」という認識が世界中の富裕層に広まったのです。

編集部からのアドバイス

「昔持っていたかも?」と思っても、それはおそらく勘違いです。

なぜなら、ポケモンイラストレーターは雑誌のコンテストに応募し優秀賞に選ばれた人だけが持っているものだからです。

もし本当に持っていたら、あなたは当時の「選ばれし子供」です。

いなずま編集部

まずは実家の学習机ではなく、当時の記憶を探ってみてください。

ポケモンイラストレーターの過去の取引価格と推移

ポケモンイラストレーターの過去の取引価格と推移を見ていくと、現在の7億円という金額がいかに特別なものであるかが分かります。

最初から数億円だったわけではなく、近年のポケモンカードバブルによって価値が爆発的に跳ね上がりました。

以下で、具体的な価格の移り変わりを解説します。

2019年から2022年にかけて価格が10倍以上に急騰した

ポケモンイラストレーターは、2019年から2022年のわずか3年間で、価格が10倍以上に急騰しました。

2019年時点では約2,000万円でしたが、2022年には数億円単位で取引されるようになったのです。

主な取引価格の推移を以下の表にまとめました。

取引時期取引価格(約)取引場所・詳細
2019年10月2,100万円ニューヨークのオークション
2020年6月2,500万円日本の越境EC(ZenPlus)
2022年2月1億円海外オークション(Goldin)
2022年4月7億円ローガン・ポール氏の個人売買

このように、ポケモンイラストレーターの価格は年々上がり続けており、特に2020年以降の上昇幅が凄まじいことが分かります。

過去にはヤフオクなどの国内サイトでも取引されていた

海外オークションが主流になる前は、ヤフオクなどの国内サイトでもポケモンイラストレーターが取引されていたことがあります。

2020年には、日本の越境ECモール「ZenPlus」を通じて、海外のバイヤーが約2,500万円で購入した事例がニュースになりました。

しかし現在では価格が高騰しすぎたため、一般的なフリマサイトやオークションサイトで本物が出品されることはまずありません。

ギネス記録とPSA鑑定枚数から見る希少性

【図解解説】ポケモンイラストレーターはなぜ高い?7億円の理由とオリパでは出ない残酷な真実

「7億円」という数字が独り歩きしていますが、その根拠となるデータを見てみましょう。

ここでは、ポケモンイラストレーターの希少性を、トレーディングカードの価値を保証する鑑定機関「PSA」のデータと、ギネス記録の事実から確認します。

最高ランクのPSA10は世界に1枚しかない

トレーディングカードの価値は、その保存状態によって天と地ほどの差が出ます。その基準となるのが、ポケモンイラストレーターの価値を担保する「評価基準」であるPSA鑑定です。

PSA公式サイトのデータ(Population Report)によると、ポケモンイラストレーターの鑑定枚数分布は以下のようになっています。

ポケモンイラストレーターのPSA鑑定枚数
  • PSA 10 (Gem Mint = 実質的な新品同様):1枚
  • PSA 9 (Mint):約15枚
  • PSA 8以下:約20枚

ご覧の通り、最高評価であるPSA 10は世界にたった1枚しか存在しません。そして、その1枚を持っているのがローガン・ポール氏です。

つまりいくらお金を積んでも、PSA 10のポケモンイラストレーターを手に入れることは、彼が手放さない限り不可能なのです。

527万ドルでの取引がギネス世界記録に認定された

2022年、ローガン・ポール氏の取引は「個人売買で最も高額で取引されたポケモンカード」としてギネス世界記録に認定されました。

The most expensive Pokémon trading card sold at a private sale is a PSA Grade 10 Pikachu Illustrator card, purchased by Logan Paul (USA) for $5,275,000…

出典: Most expensive Pokémon trading card sold at a private sale – Guinness World Records

この記録は、ポケモンカードが単なる子供の遊び道具から、世界的な投資対象へと完全に変貌したことを象徴する出来事でした。

ポケモンイラストレーターはオリパやくじには入っていない理由

さて、ここからが本題です。ネット上には「ポケモンイラストレーターが当たる!」と謳うオリパ(オリジナルパック)やガチャが溢れています。

「もしかしたら、数百円で7億円のカードが手に入るかも…」

そう思ったあなたに、冷や水を浴びせるようで心苦しいのですが、はっきりと言わせてください。

オリパ業者が『当たるかも』と期待させているだけで、実際にはくじの中にポケモンイラストレーターが入っていることは絶対にありません。

数億円のカードを景品にするのは経営的に不可能

冷静に考えてみてください。市場価格が数億円もするポケモンイラストレーターを、1回数千円や数万円のくじに入れることができるでしょうか?

もし本当にポケモンイラストレーターを入れたら、その業者は即座に破産します。逆に、利益が出るように設定するならば、くじの総額は数億円以上にならなければ計算が合いません。

多くの場合、特賞として画像が掲載されていても、小さく「※画像はイメージです」と書かれていたり、実際には存在しない「空売り」であったりするのが現実です。

ネットのオリパやフリマには偽物が多い

さらに怖いのが、偽物の存在です。

高額カードには、精巧なレプリカ(偽造品)がつきものです。中には、PSAの鑑定ケースごと偽造したものまで出回っています。

信頼できる大手オークションハウス(Heritage AuctionsやGoldin Auctionsなど)を通さずに、ネットのオリパや個人のフリマアプリでこのクラスのカードを入手しようとすることは、目隠しをして地雷原を歩くようなものです。

編集部からのアドバイス

「ポケモンイラストレーター」が景品のオリパには、絶対に手を出さないでください。

なぜなら、数億円のカードを景品にすることは経営的に不可能であり、それは「当たらない宝くじ」にお金を捨てるのと同じだからです。

いなずま編集部

そのお金で、確実に手に入る好きなカードを1枚買った方が、あなたの心は満たされます。

ポケモンイラストレーターを今から入手する方法

では、どうしてもポケモンイラストレーターを手に入れたい場合、正規のルートはあるのでしょうか?

答えは「イエス」ですが、極めてハードルが高いのが現実です。

海外の大手オークションハウスで競り落とすしかない

現在、ポケモンイラストレーターを入手する唯一の現実的な方法は、Heritage AuctionsGoldin Auctionsといった、世界的な権威を持つオークションハウスでの競り合いに参加することです。

ここでは、専門家による厳重な真贋鑑定が行われているため、偽物を掴まされるリスクは低くなります。

状態が悪くても最低数千万円の予算が必要

ただし、参加するには莫大な資金が必要です。

状態があまり良くないPSA 7や8のカードであっても、落札価格は数千万円から1億円近くになることが予想されます。さらに、手数料や輸入消費税なども加わります。

一般のコレクターにとっては、「購入する」対象ではなく、イベントや美術館で「鑑賞する」対象として捉えるのが、最も健全な付き合い方だと言えるでしょう。

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